秋たけなわですね!!
秋と言えば、芸術の秋、スポーツの秋、行楽の秋・・・・等々、何をするにもいい季節ですね。
私は・・食欲の秋!でしょうか(*^^*)
個人的に栗が好きなので、秋はマロン系のお菓子がたくさん発売されて嬉しくなります。もちろん栗を頂いた時には、大好きな栗ご飯にして美味しく頂いたりもしますよ。
そんな秋、行楽の秋でもありますが、実は一学期中に予定されていた修学旅行がコロナの影響で中止となり、その代替行事として、日帰りで中学生は県内へ、高校生では近隣の県へと行く予定がこの時期に組まれています。
それぞれ中学生は九州方面に2泊、高校生は東京方面に3泊のはずだった楽しみにしていた修学旅行に比べると、とてもコンパクトかとは思いますが、友達や先生方と一つ思い出が増えたという点では、良かったのかなと思います。
そんな話をしていますと、社長が自身の小学校の時の修学旅行の思い出を語ってくれました。
社長は、瀬戸内海の真鍋島出身なのですが、瀬戸大橋もまだなかった当時、真鍋島の小学校の修学旅行は船で香川県の多度津に渡り、高知県で一泊する旅で、同級生総勢14名での旅だったそうです。
その帰路、ちょうど台風の影響でなんと多度津から真鍋島への直行船が欠航してしまったそうです!!
携帯電話もない頃で、先生方が公衆電話に走り、しきりに連絡をとっていたのを覚えているそうです。
直行船ではない大きな船は動いている、とのことで船で岡山に渡り、そしてそこからは陸路、笠岡港から真鍋島への最終便に間に合うように、と笠岡を目指し移動したそうです。
その時のタクシーの運転手さんが無線で「修学旅行生だから、間に合うよう急いであげないと・・」みたいな会話をしていたのを鮮明に覚えているそうです。
いよいよ笠岡港についたものの、真鍋島への最終便は出発してしまった後・・・だったそうです。
灯りが消えてしまった港の暗さと自分達の気持ちも重なり落ち込んでしまっていた時、一隻の船が灯りをつけてやってきたそうで・・・なんと特別に修学旅行生のために臨時便を出してくれた、とのことでした。
おかげで、皆無事に家に帰ることが出来て、家族も大変喜んで迎えてくれたそうです。
大人達の子ども達を思う優しさ、最善を尽くそうと奮闘する姿に心が温まりますよね。
社長曰く、観光云々よりこの帰路のエピソードが強く記憶に残っているとのこと。
この話を聞いて、何事もなく修学旅行に行っていたよりも、後々にこの代替行事が、逆にインパクトのある出来事として思い出される日がくるのかもしれない、と思ったエピソードでした。